上顎が小さく、前歯が一本交差している症例 ④
矢印の交差している部分は勿論まだまだ改善はしておらず、その引っ掛かりを無視して下の前歯を後ろに引いているため、下の前歯に多少の隙間が出来ています。
あまりに引っかかっている量が多い場合は「患者さんの不快感」や「歯の摩耗」等につながるため、回避処置が必要になりますが、この程度のものであれば無視しても構わないことが多いため、無理のない程度に力を掛けて下の前歯を引っ込めていきます。
次回は前歯の交差を確認、必要であれば噛み合わせを一時的に挙げていきます。