歯周病治療・予防歯科

若くして大切な歯を失ってしまわないために

若くして大切な歯を失ってしまわないために

心斎橋・西大橋にある歯医者「四ツ橋グリーンデンタルオフィス」では、予防に力を入れた診療や取り組みを行っています。再発しやすいとされる歯周病も、きちんとした知識で正しいケアを実践できれば予防できる病気です。患者さんが一生を自分の歯で好きなものを食べ、不自由なく会話ができるようにお手伝いをすること、それが私たち歯医者の役割だと考えます。

厚生労働省の歯科疾患実態調査(平成23年度)を見ると、20代で約10%の方が、30代で約20%の方が1本以上歯を失っているという現実があることがわかります。若くして大切な歯を失ってしまわないために、健康なうちから当院と一緒に予防に取り組みましょう。

軽い病気ではありません~歯周病~

放置すると歯が抜ける?歯周病の怖さ

放置すると歯が抜ける?歯周病の怖さ

虫歯は歯そのものが溶けてしまう病気ですが、歯周病はその歯を支えている顎の骨が炎症によって溶かされてしまう病気です。炎症の原因となるのは、プラークの内部に潜む何億個という大量の歯周病菌。歯周病を放置すると歯ぐきや顎の骨の炎症がひどくなり、顎の骨が溶かされ、それによって支えを失った歯が抜け落ちてしまうこともあります。

歯周病の場合、虫歯のようにズキズキと痛みを感じることはありませんが、患者さんのなかには「歯がしみる」といった症状を虫歯だと思って受診したものの、実は歯周病だったというケースも珍しくありません。こうした状況では、歯周病がかなり進行して顎の骨が溶かされている可能性が高いといえます。

全身の健康にも影響があります

歯周病を引き起こす細菌がつくり出す毒素は、血液などを通して運ばれ、全身にさまざまな影響を及ぼすことがわかってきました。歯周病は、生活習慣病のひとつともいわれています。

心疾患 糖尿病
炎症を起こした歯ぐきから血管に入り込んだ歯周病菌が心臓へ到達すると、心疾患を招くことがあります。細菌性心内膜炎は、歯周病菌が原因の場合がほとんどといわれています。 歯周病は以前から糖尿病の合併症として指摘されていましたが、最近では血糖値を下げる作用があるインスリンが効きにくくなる状況を引き起こし、糖尿病を悪化させていることもわかってきました。
動脈硬化 早産・低体重児出産
歯周病菌によって血管内に沈着物ができることで動脈硬化が誘発され、脳卒中や心筋梗塞などの原因となります。 歯周病菌による炎症で生じる物質のなかには、子宮の収縮を促す成分があります。つわりで歯みがきが十分にできないなど、妊娠中は歯周病のリスクが高まるため、妊婦さんは注意が必要です。
肺炎 関節炎・腎炎
歯周病菌が気管に入り込むと、気管支炎や誤嚥性肺炎の原因になることがあります。特に高齢者は異物を排除する機能が衰えているため、お口をきれいに保つことが肺炎の予防につながります。 歯周病菌や歯周病による炎症物質が血液を通じて関節や腎臓に運ばれると、関節炎や糸球体腎炎を引き起こすことがあります。
歯周病の検査方法

初期段階の歯周病には、ほとんど自覚症状がありません。歯医者で診察を受け、初めて自分が歯周病だったと気づく患者さんも多いのです。当院では患者さん一人ひとりに最適な予防メニューをご提供するために、各種の検査を実施して正確な診断を行っています。

ポケット診査 歯の動揺度検査 レントゲン検査
ポケット診査 歯の動揺度検査 レントゲン検査
目盛りのついた針状の器具を歯と歯肉の間に差し込み、歯周ポケットの深さを測定します。痛みはほとんどありません。健康な状態では2~3mmしか入りませんが、歯周病になると4mmを超えるようになります。 歯周病が進むと、支えを失いつつある歯がぐらぐらと動くようになります。ピンセットで歯をつまんで動かし、どの方向にどのくらい動くかを測定することで、歯周病になっている患部やその進行度を測ります。 目では見えない歯根や顎の骨などの状態を調べる検査です。歯石の有無や、歯を支える顎の骨がどれくらい溶かされているのかなどを正確に知ることができます。
当院の歯周病治療メニュー
スケーリング・ルートプレーニング
スケーリング・ルートプレーニング スケーラーという器具を使って、歯周ポケットの内部や歯と歯の間にある歯石やプラーク(歯垢)を取り除きます。歯周病が進行している場合は、そのあとで歯根面の汚れをきれいにして表面の凹凸を整えるルートプレーニングを行い、汚れの再付着を防ぎます。
歯周ポケット掻爬(そうは)
歯周ポケット掻爬(そうは) 局所麻酔を施し、歯周ポケット内部の歯石やプラーク、汚れなどをスケーラーで掻き出して取り除く処置です。主に、ルートプレーニングで改善が見込めないケースで行います。
フラップ手術
フラップ手術 歯周ポケット掻爬ではすべてを取り切れない場合に行われる外科手術です。局所麻酔をしてから歯ぐきを切開し、直接患部を見ながらプラークや歯石、感染組織を取り除いていきます。

一生自分の歯を守る~予防歯科~

治療が終わった瞬間が予防のはじまりです

治療が終わった瞬間が予防のはじまりです

日本では、「歯にトラブルが起こったときに歯医者へ行く」という方がほとんどかと思いますが、歯科先進国とされる欧米諸国では「予防のために歯医者へ行く」という習慣が根づいています。虫歯や歯周病の治療が終了し、痛みや出血などの症状がなくなったらそれで終わりというのではなく、その後も定期的にメンテナンスを続けることが、お口の健康を維持するうえでとても大切だと考えられているからです。

当院では、治療が終了したときから「医院と患者さんの本当のお付き合い」がスタートすると考えています。痛みに我慢できなくなってから仕方なく駆け込む場所ではなく、定期的に気軽に通って歯の健康や美しさを維持していただく場所。メンテナンスをしてもらう場所。心斎橋・西大橋にある「四ツ橋グリーンデンタルオフィス」は、そんな歯科医院を目指しています。

口腔管理・ケアは歯科衛生士におまかせください

口腔管理・ケアは歯科衛生士におまかせください

当院の予防歯科メニューは、専門知識を持った歯科衛生士が担当制で行っています。普段の生活の様子から、現在ほかの病気で通院しているか、投薬は受けているかなど、くわしくお話をうかがいながら進めるので、患者さん一人ひとりに最適なメニューをご提供できるのです。

患者さんと二人三脚で歯の健康を守っていくために、気軽に相談していただける環境や人間関係をつくることも歯科衛生士の仕事です。気になることや不安な点などありましたら、なんでも遠慮なくご相談ください。

当院の予防歯科メニュー
定期検診
定期検診 痛みがなくなったら歯医者には行きたくない、という方も多いのではないでしょうか? しかし、定期的に歯のメンテナンスを行うことで歯の健康を保つことができます。特に痛みやトラブルが表れる前に予防に努めることで、痛い治療・つらい治療を避けることができます。3ヶ月~半年に一度は歯医者を訪れ、口腔内のチェックとクリーニングをしてもらいましょう。
ブラッシング指導
ブラッシング指導 毎日ちゃんと歯をみがいているのに、虫歯ができてしまったという経験はありませんか? 正しくブラッシングができていないと、いくら歯みがきをしても虫歯の予防にはつながりません。歯の健康を保つために、毎日自分でできることがブラッシングです。歯科衛生士が、患者さん一人ひとりに適した正しいブラッシングの仕方を指導します。
PMTC
PMTC PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)は、歯科医師や歯科衛生士などのお口の専門家が行う、歯のクリーニングのことです。専用の器具と研磨剤を使用し、普段のブラッシングでは落としきれない汚れも徹底的にきれいにします。