前歯2本が出ている症例(抜歯後)
引き続き前歯が2本出ている症例です。
スタートの状態はこちら。
極力口腔内の変化があった時は正面の写真だけでもアップしていこうと思います。
前回治療にあたり口腔内の資料を取りましたので、それに基づき治療計画の説明と抜歯の了解を得ています。
今回までのおおまかな治療としては、
上の裏側リンガル矯正器具のセット→痛み違和感が問題なければ→
1週間後に下のクリスタブラケットのセット→その際に抜歯予定の上下5番目の歯を削って隙間を作る→
歯が少し並び始めて削った隙間が埋まってきたら4本歯を抜歯
です。
治療の計画での抜歯についてはまた改めてご説明する場を設けたいと思います。
上下左右に器具を付けた上で5番目の歯を4本抜いた時の状態です。
初診時の状態に比べると1mm分は動いているのですが、ほとんど確認できないレベルのため便宜上この写真をスタート時として扱います。
今回は先に器具を付けてから抜歯を行っています。
矯正の最初の関門は器具を付けたとこによる違和感なのですが、当患者さんは特に気になるほどではなかったそうです。
一番気にされている右上の1番目と2番目の歯の段差です。
裏に器具を付けているので分からないですが、まだ右上1番目の前歯にはまだ器具を付けてられていません。
抜歯が終わり、動かすスペースが確保出来ましたので、今後の予定は
上:まず全ての歯に器具を付ける。
下:細いワイヤーを使って少しずつ並びを整えていく。
です。
上の器具を付けるスペースの確保は、右上1番目の前歯の裏に通したワイヤーにバネを併用することでこじ開けていきます。(分かりやすい言葉だと痛そうですが、力は強くは加えません。)
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次回は2週間後に右上前歯のスペースの広がりを確認して、可能なら器具を付けていきます。
右上1へのブラケットセットはこちら。