30代 出っ歯+八重歯の改善
今回は30代の矯正治療の紹介です。
歯を動かすことは「破壊と再生」を繰り返す処置のため、どうしても年齢が大きく関わってきます。
個人的には10代≧20代≫30代~ で初診のカウンセリング前はやりやすさをイメージしてます。
カウンセリング前、という条件が付くのは口腔内の状態(特に清掃状態と噛み合わせ)で年齢はほぼ意味を為さなくなるからです。
詳しいブロブは→矯正治療と年齢について
今回の患者さんは35歳、男性、非喫煙、清掃状態良好。
特記事項としては、徳島から通われるので月に一回程度しか来れない、点です。
というか、高校の同級生です、笑
写真を見てわかるとおり、咬み合せが深く、前歯2本と右上犬歯が飛び出しています。
口の中だけ見ると凄い出っ歯に見えるのですが、顔全体から見るとさほどでもなく、タイプ的には
・顎が小さい (小顔)
・唇をしっかり閉じている
・口を閉じていると出っ歯に見られない
前に出ていない分混雑が強いといった、意外と多いタイプです。
横から見ると、かみ合わせの深さと前歯の傾斜がよりわかりやすいと思います。
おおまかな治療計画としては
・上の左右4番目の歯を抜いて前歯を並べる
・下の左右5番目の抜いて前歯を並べる+奥歯を前に出す
・かみ合わせを挙げる
の三点です。
今回は早速上下に矯正器具をつけて、動くスペースを作るため、抜歯予定の歯を1mmずつ削りました。
いきなり全体に器具を付けた+噛み合わせを挙げたのでだいぶ大変だと思いますが、通う回数を減らすために頑張ってもらおうと思います。
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次回は上下左右の抜歯予定です。
次回のブログはこちら。