骨切り手術について

骨切り手術について

成長が終了した成人の方の顎の大きさ、カタチを変えることの出来る手段として、顎の骨切り術があります。

 

詳しい内容は大学等のHPをご覧になってください→google検索結果

 

男性の人は経験ある方もいるかもしれませんが、骨折してそのままにしておくと変な位置でくっついてしまうことがあるのですが、要はその逆(顎を無理やり骨折させた上で正常な位置で固定する)を人工的には起こす手術です。

 

基本的にはかみ合わせの機能を獲得するために「顎変形症」=「顎の上下左右のズレが極端に大きい」患者さんに行う処置で、綺麗なかみ合わせは上下左右のバランスの良さに繋がるため、そこに付随して見た目が改善します。

 

その点が元々咬み合せが悪くなく、見た目を目的にする美容整形と大きく異なる点です。

 

前置きが長くなりましたが、10年ちょっと前に僕自身骨切りの手術を当時通っていた歯科大学で受けました。

元々口唇口蓋裂という先天性異常だったため、上顎の劣成長と下顎の肥大が起こり、その改善にためにオペを行っています。

 

幼少期のことは詳しくは知らないのですが、今までの流れとしては

 

出生~1歳前     体重増加を待ち一次オペにより唇、口蓋の閉鎖

 

小学校4、5年     矯正治療の開始

 

19歳          口蓋の裂傷部に腸骨移植

 

22歳          上下骨切り手術

 

23歳          矯正装置の除去+ボルト除去(拒否、笑)

 

今振り返れば、色々と親は苦労したのだろうけど幸いそこを苦にすることは全くなく、歯医者になった今を考えれば貴重な体験をしたなと思います。

 

もっとイケメンだったら細かい傷やズレが気になったんでしょうけど、笑

 

もう何年も前の話なのでところどころ記憶が曖昧なのですが、それぞれの状況を思い返しながらブログを書いていこうと思います。

 

まずは幼少時代です。