インビザラインとは
近年、日本においてもマウスピースによる矯正治療が大きなシェアを占め始めてきています。
その筆頭が「インビザライン」であるのは誰もが認めるところでしょう。
体感でもインビザライン希望の患者さんは5年前と比べると数倍に増えてきていると思います。
またドクターにとっても最早インビザラインは治療を行う上でかつてのインプラントと同じように必須のアイテムになってきています。
が、インビザラインは実際のところどうなんでしょう。
今現時点で僕自身が感じるところは一言だけ。
非常に難しく、めっちゃラク
この一点に尽きると思います。
一見矛盾しているようですが、
患者さんに施術する回数、時間はワイヤー矯正に比べると圧倒的に少ないため、手間を考えると非常にラク。
ただ、施術できる回数が少ない=動きやトラブルを予見して、完璧に近い治療計画を立てないといけない。
ということです。
また、個人的には矯正治療は記憶力が必須と考えます。
もちろんカルテに記載はするのですが、何をしたらどうなったのか、どこが動きにくいのか、患者さんの歯ぎしりがなくなったのか、始まったのか、痛みが出たときはどういった状況だったのか、患者さんが何を思っているのか等
上記以外でも、忘れてしまっても良い、カルテに書く必要もないくらい細かいところが意外と治療のヒントになったりします。
一般的に虫歯治療と違い、治療期間が長く、複雑なため、思った通りに進むことが少ないので、インビザラインの治療回数が少なくて済むという利点がそのまま欠点になってしまったりもします。
そのあたりが「難しい症例には適応しずらい」と言われる要因だと思われます。
とはいえシステム自体は画期的なものであり、うまく使いこなせれば非常に有効な治療法なのは間違いないと思います。
今回はインビザライン(マウスピース矯正全体含めて)をいくつかの項目に分けて説明、、、というか自分が感じている利点欠点得手不得手を書いていこうと思います。
※当然、個人的見解が多分に含まれます、笑